カンヌヨッティングフェスティバル2025 現地レポート
- ENMARINE
- 9月16日
- 読了時間: 4分
〜海風を感じて、未来の艇に出会う6日間〜
9月9日から14日まで、フランス南部・リヴィエラの宝石、カンヌで開催された Cannes Yachting Festival 2025。今年は展示艇数は約 700隻、その中でも ワールドプレミア数:150隻以上。 来場者数は例年50,000 人以上と圧巻の規模です。 秋の初めの陽光が青い海を照らし、海風に帆走の香りが混じる――そんな、五感で楽しむボートショーの模様をお届けします。

快適な気候とリヴィエラの雰囲気
カンヌの9月は、まだしっかり夏の余韻が残る季節。日中の気温は25℃前後と心地よく、夕方には少し肌寒くなる17〜18℃に落ちることも。海水は約21℃ほどなので、軽く泳ぐこともできる感じ。
ショー期間中は比較的晴れの日が多く、午後には光が海面を煌めかせて、ヨットやモーターボートのラインと塗装の艶を際立たせていました。真夏の強烈な日差しではなく、空気が少し澄んで、光と影のコントラストが美しい。そういう意味で、船の色やフォルムが良く見える日和でした。
海からの風が港に流れ、帆やカバー、サンルーフの開閉の音、波のさざめき、エンジンの試運転音――これらが入り混じって、動きと音がショービジブルに体験できるのがこのイベントの醍醐味。
実際に歩いて感じたこと
1. 展示艇の「質感」「動き」がリアルに感じられる
Vieux Portと Port Cantoとに分かれており、目的に応じて散策しやすさが違います。この二つの海上は無料連絡船で行き来ができます。
Vieux Port はモーターボート、新艇メーカーの最新モデル、エンジンや推進システムの展示が充実。新造艇のエンジン音やプロペラの形、ステアリングの感触など、写真やスペック表だけでは伝わらない“生の質”を確かめられます。
Port Canto はヨット(セーリング艇/マルチハル等)、中古艇、水遊び系装備やアクセサリー、小型艇も多く、進水や帆を張るデモンストレーションがあったり。来場者が帆を触らせてもらえたり、船内の居住空間を歩き回れたりする艇も多く、より“ボートライフを自分ごと”として想像しやすいです。

2. 最新モデルや日本には入ってきていないブランドとの出会い
カタマランやエクスプローラー艇のセクションも、環境配慮型素材や電動/ハイブリッド推進システムを取り入れたモデルが多く、未来のナチュラルなヨットライフの“可能性”を感じさせてくれます。
3. 人との交流とライフスタイル体感
設計者、キャプテン、オーナーが直接艇の説明をしてくれる機会が多く、「こういう用途ならこういう艇がいい」「この艇のメンテナンスはこうだ」というリアルな話が聞けたのが貴重。
予約が必要ですが、試乗/sea trial の機会もあります。モーターボートで速度を出したり、ヨットで帆走を体験したりすると、“自分が海で使っている姿”が想像できます。
夜は岸壁沿いのレストランやカフェがライトアップされ、船のシルエットが浮かび上がる港の風景がロマンチック。歩き疲れたあとは地中海の夕景+ワイン+シーフードでほっと一息。

2026年にカンヌにいらっしゃいませんか?
もしあなたがボート購入を考えているなら、このショーは絶対に見逃せません。なぜなら…
未来志向のモデルが多数見られる:現地で初お披露目される艇は、デザインも機能も次世代を見据えているものが多く、「今さら妥協するなら待った方がいいかも」と思わせてくれます。
比較できる機会が豊富:同じ価格帯の異なる艇、異なるメーカーの設計思想、セーリング艇 vs モーター艇 vs カタマラン…自分の用途にぴったり合う艇がどれかを“現物で比較できる”のは非常に価値があります。
体験できることが多い:試乗(Sea Trial)、パーソナルな艇案内、設計者との会話、船の内装を見せてもらう、そして海の香りや風を感じること—all がネットだけじゃ得られないもの。
リゾート+文化+海の融合が素晴らしい:ショーだけでなく、カンヌという土地そのものの魅力(海と日差し、食・ホテル・街並み)が、ショーの余韻を豊かにしてくれる。旅行計画としても充実。
エンマリンがお勧めする“あなたに響く一艇”
あなたがもし…
家族でゆったり過ごすホリデーヨットを探している → 居住性重視のポケット・スーパーヨットやカタマラン
スピード感と外観の洗練さが好き → オープンモーター艇やデザイン重視モデル
環境への意識を持ちつつ海を楽しみたい → ハイブリッド/電動推進艇、再生素材採用艇
…というタイプであれば、次回はぜひこのようなモデルを中心に展示をチェックしてみるといいです。来年、私たちと一緒にこのショーを“体験買い”しに行きませんか?
お問い合わせはエンマリンまで。




